背中から2人にしか通じないお決まりのあいさつが聞こえた。
振り向かないでもわかる。MUROさんが来た。
昨日、私はMUROさんよりブチ上がりグッズを頂いた。
「VIBRAM社」の純正キーホルダーだ。
ブーツのソールをかたどってミニチュア化した、「VIBRAM社」らしいグッズ。
発見したとたん思わず購入してしまったそうだ。
そもそも私のDJネームはここから由来し、名付けたのもMUROさんである。
「いやァ、あの自転車のカギにピッタリなんじゃないかと思って」
独特のユーモアを織り交ぜて、いつもと同じテンションで話す。
これがいい。
MUROさんは基本的に、私のような後輩にあたる人間でも相手への敬意を忘れない。
相手の身分に拘らず、常にジャパンの美徳とされる「謙虚さ」をもって接するのだ。
これはなかなか出来る事ではない。人としての器であろう。
私の中で、アーティストとしてももちろんだが、まずこの「人間性」がMUROさんの最大の
魅力となっているのは間違いない。
「いやァ、でもGORE-TEXのキーホルダーが売ってなかったんだよねぇ」
「みんな3D、3Dって。"3 TIMES DOPE"のことかと思っちゃうよねぇ?」
最高、最高、最高です。
